「部長、濡れてるじゃないですか──」
「…見ないで…っ」
佐藤の指先が、彼女の下着越しに熱を描いていたそのとき。
📱ブルルッ──
デスクに置かれていたスマホが震える。
画面に浮かんだ名前は「旦那」。
「……っ!」
「ま、まずい…旦那から電話…来た…!」
動揺し、慌てて身体を起こそうとする淳子の手首を、佐藤がつかむ。
「出ないんですか?……いや、出てくださいよ。そのままで」
「なっ…バカなこと言わないで…っ」
指は止まらない。パンスト越しに伝わる熱に、喉の奥から甘い息が漏れた。
📱ブルルル……(着信続く)
淳子は震える手でスマホを取り、無理やり笑顔を作って通話ボタンを押す。
「あっ、もしもし…ど、どうしたの?」
(佐藤の指が、下着の隙間から侵入する)
「う、ううん…まだ会社……うん、大丈夫……え、あしたの弁当?…うん、作るよ…」
声が震えないように、必死で言葉を繋げる。
だけど、体は正直だった。いやらしい水音が、会議室の空気を汚していく──。
コメント