「じゃあさ──俺、先にいい?」
ソファに座っていた友人のひとりが、当然のように言った。
もう、誰も「していい?」なんて聞かない。
目の前にいる“佐藤の女”──つまり、淳子はすでに「モノ」として扱われていた。
それを、佐藤は止めない。
「あー、軽くね。淳子にあんまり無理させんなよ」
「はいはい。すげーな、佐藤……」
手入れのされてないざらついた指が、淳子の太ももに触れる。
ゆっくり、確実に。
淳子は凍りついたように動けなかった。
佐藤を見ると、彼は笑っていた。
「嫌だったら、言ってくださいね?」
そう言うけど──その言葉の奥にある「言えるわけないでしょ?」という支配の香りを、
淳子の身体はすでに知っていた。
男の指が、ストッキングの上から淳子の脚をなぞる。
もうひとりの友人は、その様子をスマホで撮りつつズボンを脱ぎながら近づいてきた。
「佐藤、これヤバいって……リアルすぎだろ」
「人妻って、マジでこんな感じなんだな……」
(違う……ちがう……私は……こんな……)
心では否定しながらも、
肌は、脳は、すでに男の視線と指に反応していた。
(いや、やめて、って──言えない……言ったら、佐藤さんが……)
そして──
男が、耳元で囁く。
「旦那さんにはナイショな。俺たちのことは」
その瞬間、背筋がゾクリと震える。
と同時に淳子の口にまだ勃ってもないが糸を引いたモノを差し出してきた。男はスマホを向けて「淳子だっけ?佐藤の部長なんでしょ?こういうのした事ある?」
「歳下の若い男にその歳でまたSEX出来る環境嬉しいっしょ?」
淳子はもう夢中でしゃぶり付いてるフリをして答えなかった。
それをニヤつきながら動画を撮ってる友人。
もう1人も淳子のストッキングの中で指で陰部を下着の上からなぞる。やがて下着を指でどかし、淳子の中へ入ってきた。
「おぉ!ちゃんと濡れてるじゃん!佐藤、中めちゃくちゃ熱いよ。淳子部長も気持ちいいんだろ?」
(だめ……これは、知られたら、本当に戻れない)
けれども──
それでも、男の手を払いのけることは、しなかった。
佐藤の視線がそこにある限り。
もう、淳子に“選択肢”はなかった。
「淳子、俺の友達もこれからよろしくね。こいつら自分で女探すの下手でさ!見るからにモテなさそうだろ?ハハハッ」
「んー!」
淳子は嫌がってみたもののスマホの男が頭を抑え口から外してくれず断る言葉が出なかった。そして佐藤はカメラを仕掛け、部屋から出て行き玄関が開いて閉まる音がした。
部屋には淳子と佐藤の友人2人の3人だけになった。
男2人が目で合図してニヤッとしたのを淳子は見てしまったが、抵抗しようとした瞬間2人の腕力が強まって身動き出来ず、ただ口の中で激しく男のモノを押し込まれえづいた。
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