📱「……なぁ、淳子? そっち雨降ってるみたいだし、早く帰ってこいよ」
スピーカーから聞こえる夫の優しい声。
淳子は喉の奥で息を詰めながら、必死で笑顔を保とうとする。
「う、うん……こっちは、だいじょ──……ッん…!」
佐藤の指が、突然ぐっと奥を抉った。
咄嗟に口元を手で押さえる。
震える声、押し寄せる波。
📱「ん? 今、なんか声……?」
「い、いいの、ちょっと…くしゃみ……ッ…出そうで……ッ」
彼の指が抜け、粘つく音を立ててまた挿入される。
そして──
「──っ、あっ……ッ」
声が漏れた。
通話相手は、夫。
絶頂を悟られないよう、歯を食いしばり、肩を震わせながら、足元を濡らす快感に耐える淳子。
📱「淳子?……おーい?」
「ご、ごめん、なんでも……ないの……」
声はかすれて、涙すら滲んでいた。
でも、その涙は後悔じゃなかった。




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